« 2007年9月30日 - 2007年10月6日 | トップページ | 2007年11月18日 - 2007年11月24日 »

2007-11-07

『大法輪』12月号 特集「真理への道ブッダの名句・名言」

D200712月刊総合仏教雑誌『大法輪』(大法輪閣)平成19年12月号の特集「真理への道ブッダの名句・名言」にA.スマナサーラ長老が寄稿されています。さわりのところを引用いたします。

ブッダのことばとは…………アルボムッレ・スマナサーラ
スリランカ上座仏教・長老

オープンチャレンジ宣言

 お釈迦さまはご自分の教えについて、一、序盤も素晴らしい(初善)、二、中盤も素晴らしい(中善)、三、終盤も素晴らしい(後善)と説かれました。初めから終わりまで、欠けることは何もなく、完璧に解き明かされている、という意味です。この教えは有意義である。修辞文辞においても問題はない。欠点が一切ない完全な教えであるとも説かれています。
 ふつうの知識人なら、自分の教えに対してどこまでも謙遜的で、控えめの言葉を使いますから、お釈迦さまの自賛はあまりにも過剰ではないかと思われるでしょう。この世には、神の言葉ゆえに絶対的事実だと言われている文献もありますが、その内容のあらゆる矛盾、間違った概念などは、現代知識人によっていとも簡単に暴かれています。知識がどこまで発展してゆくか解らないこの世では、いま私たちが事実だと思っていることがらも、あっけなく覆されるのです。お釈迦さまさえも、人に自分の意見を発表するときは「これは事実です。真理です」と言わずに「これは事実だと、真理だと、私は思います」と言いなさい、そうすれば真理を守る人になるのだ、とアドヴァイスするのです。他人にそのように説くお釈迦さまが、ご自分の教えに対して、いまだかつて人間が言い及ぶことすらなかった独尊的な修飾語を使っている。どう見てもこの口調は、マズイのです。誰か優れた智慧ある人が、証拠に基づいて、お釈迦さまの説かれた教えが事実ではないと証明したならば、そこでお釈迦さまの教えに終止符が打たれてしまうのです。 ……

続きを読む "『大法輪』12月号 特集「真理への道ブッダの名句・名言」"

| | コメント (0)

« 2007年9月30日 - 2007年10月6日 | トップページ | 2007年11月18日 - 2007年11月24日 »